【人物に学ぶ】誰かのために「物を書く」ということ

人物に学ぶ

最近気になっている人✨

「暮らしのおへそ」編集ディレクターであり、作家である一田憲子さん

気になる数々の著書の中で、特に気になって購入したのがこちら
「暮らしを変える 書く力」

一気に読んだ後、ちょっと興奮状態😲

あまりに「目から鱗」が多すぎて、ちょっと整理するのに時間がかかりました。

やっぱり「書く」ことを生業としている方はここが違う、というポイント。その中には、「ビジネス」での書き物にも共通するような、はっとするものも。

ほんの一部ですが、ご紹介しますね:

(1) 私が知っていることをみんなも知っているとは限らないと心する

「自分がわかったつもりでいることをちゃんと人に伝えることが一番難しい」と一田さんは書かれています。

そうそう、仕事でも自分は担当者だから、その件については一番詳しくて、それを前提に資料を作りがち。でも担当者でもなく、例えばその件を初めて知った、という忙しい管理職に読んで、更に判断してもらうためには、誰が読んでも同じ意味にとれる、分かり易く、アクションが取りやすい文章にする必要があったりしますよね。

(2) 事実と感情を分けて書く

仕事での文章に置き換えれば、事実と「考察」「提案」を分けて書く、という事でしょうか。これを明確に分ける作業をする過程で、自分の思考が整理されていく=誰に聞かれても答えられるようになる。

「伝わる文章」を書くには、一歩自分から離れてみる

離れたところから見る事で、客観視できる余裕が生まれ、「伝わる」かどうかが見えてきそうです。

(3) メールでは自分の出し方をコントロールする

特に「詫び状はストレートに」という部分になるほど!と思いました。相手に対して失礼な事をしてしまった時。意図しなかったとしても相手に嫌な思いをさせてしまった時。「こうしようと思った」と言い訳したり、詫び言葉をツラツラ連ねてしまいたくなりますが、ストレートに「ごめんなさい」の気持ちを伝える方が確かに相手に伝わりますね。

(4) 書くことで自分の思考に輪郭をつける

「まずは書きたい事を書いて、自分で書いたものを目で見て確認し、そこから本当に書きたいことを削りだしていく。」

この「削りだしていく」という作業が、なかなか難しいです。

自分の独り言を削ぎ落として相手に伝わるポイントだけ、本質だけを炙り出していく作業。仕事の資料作りでも同じですね。そもそも自分で本質がわかっていないとできない作業ですが、削りだしていく内に本質が見えてくることもあります。ある程度回数を重ねることと、ぱっと見てわかる資料を作っている人が周りにいたら、そこから学ぶこと、で更に上達しそうですね。

他にも「文章の外側に空気を立ちあげる」など、ちょっと私のレベルでは、マスターが難しそうなものもありました。何度かこの本を読み直して、また一田さんの著書を読んで、もう少し勉強したくなりました。

文章を書くポイントが例文とそれを書き直した文を丁寧に紹介することで、分かり易く書いてあるこの本。日記ではなくて誰かに何かを伝えたい時は、その相手に届く文章を書く、そういう基本的な事を思い出させてくれました。

更にその飾らない文章の中に、一田さんの仕事に対する姿勢に潔さと清潔さ、のようなものを垣間見た気がします。

そもそも、この本が気になったきっかけは、最近「文章の書き方」や「資料の作り方」について相談されたり、文章校正を依頼される機会が増えてきたこと。それ程得意ではない私は、どう説明したら良いのか、迷っていたのでしょう。

私の書くブログやメルマガも、一田さんの「書くポイント」と「書く姿勢」は意識して改善できそうなところだらけ。

でも「あちゃ~」と自分に駄目出ししながらも、これからの改善にワクワクしてしまうのは、一田さんの言葉を扱う事に対する真剣さを独特の優しい語り口で教わったおかげでしょうか💜

今日はこの曲と共に♪

遥海 – 記憶の海

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