最近なんだか疲れているせいか、心休まる「詩」を読みたくなりました。
大好きな茨木のり子さんの詩集を久しぶりに開き、疲れた身体をソファに沈めて読んでいます。
今朝、心に残ったのはこの詩
「聴く力」茨木のり子
ひとのこころの湖水
その深浅に
立ちどまり耳澄ます
ということがない
風の音に驚いたり
鳥の声に惚けたり
ひとり耳そばだてる
そんなしぐさからも遠ざかるばかり
小鳥の会話がわかったせいで
古い樹木の難儀を救い
きれいな娘の病気まで直した民話
「聴耳頭巾」をもっていた うからやから
その末裔(すえ)は我がことのみに無我夢中
舌ばかりほの赤くくるくると空転し
どう言いくるめようか
どう圧倒してやろうか
だが
どうして言葉たり得よう
他のものを じっと
受けとめる力がなければ
「聴く力」とは、
「立ち止まること」
「耳を澄ますこと」
「ひとり耳をそばだてること」
そして
「他のものを じっと 受けとめる力」
自分の事に夢中になっていては共感などできませんね。
上司として、部下として、同僚として、
親として、子どもとして、パートナーとして
友人として
コミュニケーションを取る基本は
相手の話を「聴く」こと
忙しい毎日に、殆どの事を何かをしながら「聞いている」私たちは
いざという時、相手の言う事を注意深く「聴く」には、
ちょっと立ち止まって、手を止めて、「聴く」モードに入る必要がありますね。
自分が疲れていたり
余裕がなかったり
イライラしていたら
相手の話に集中して、相手の気持ちになる事はちょっと難しい
だからこそ
大切な人の話を正面から
本気で聴いて
受け止めるためにも
常に自分に余裕がある状態を保っておきたいものです。
最近疲れ気味の私は、この詩を読んで反省
頑張り過ぎないで、今日は少し肩の力を抜くことにしましょうか。
茨木のり子さんの詩はいつも自分を省みるきっかけになり、心に響きます。
今日はこの曲と共に♪
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