先週に引き続き本のご紹介。
本屋さんをぶらついていて、ふと目に止まった本。
もしかすると、
今年読んだ本の中でベストかもしれない・・
これはめちゃくちゃオススメの本です。
オードリー・タンさん、
以前からずっと気になっていました。
「シビックハッカー」であり、
台湾のデジタル担当政務委員(大臣)であり、
新聞社に勤務している。
この肩書きだけでびっくりですよね。
「シビックハッカー」というのは、
Wiki的には
「政府がインターネットなどに公開したデータを活用し、
市民が利用しやすいようなアプリやサービスを開発する人」
要するに政府が公開するデータとデータをつないで役立て、
市民の生活を後押しする人、
ということでしょうか。
コロナ禍では、マスクマップアプリや
感染者の足跡を辿るアプリを開発したことでも
話題になりました。
この本を読むと、
どうやってこういう人が出来上がっていったのか、
が良くわかります。
知能レベルが最高をマークした
「天才」であるばかりではなく、
ドイツで過ごした少年時代や
体が弱かった経験から得た気づき、
先進的なSocialtext社で働いた経験。
本の中には、印象的な言葉が
いくつも出てきますが、
私が一番印象に残ったのは、この文章。
「私の経験では、組織においては、メンバー全員が平等な扱いを受けて参加する喜びを感じ、お互いに素早く対応することができれば、容易に結束力を高めることができます。つまり、組織の中に「すみやかな信頼」を作り上げることが大事なのです。」
「すみやかな信頼」
これは会社組織の中だけではなく
人と人が集まるところには常に必要となるものですよね。
縦割りの管理から横のつながり、
信頼と共創へ。
こんな働き方ができたら、
どの企業も生産性が何倍にもなることでしょう。
こんな先進的な考えを持つ方を大臣にしてしまう
台湾という国にも断然興味が湧きました。
年末年始のお時間のある時にでも
是非読んでみてくださいね。
今日はこの曲と共に♪
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