【本に学ぶ】 読書の秋に瑞々しい感性に触れる

本に学ぶ

今日ご紹介するのは、
以前もお伝えしたことのある
梨木香歩さんの「不思議な羅針盤」

 

梨木さんと言えば、
「西の魔女が死んだ」が
あまりにも有名で

そのイメージが強いのですが

それ以外のエッセイや
ファンタジー小説

どれもオススメ

今回初めて読んだこの本も
今までの本と同様、

本棚のお気に入りコーナーに
並べて
時々取り出しては
ニマニマして読む、本たちの
仲間入りとなりそう


梨木さんの本の何が他の本と
違うのか、というと

あたりに生えている植物や
その周りにいる鳥や虫たち、

そこに生きる人間の
極々当たり前の日常の中に

見つける気づきや小さな発見、
花や動物、虫などへの思い、

そこから連想する人間の面白さ、
不思議さ、などが
美しい言葉で語られているところ

美しい言葉」というのは
同じ自然を見ていても
それを感じる感性の瑞々しさと、

それを表現する言語力がないと
なかなか出てこないものだなあと
思うのです。

梨木さんの文には
それがあり、

何度読み返しても
新鮮な感動とワクワク感を
感じられるのだと思います。

最初のお話に出てくる
「貝母(ばいも)」という花は、
一本でもまっすぐに
数本集まると絡み合って
支え合って生きる花

頼るもののあるときは頼り
支えのないときは一人で立つ

自分に無理を強いない、
生活バランスのための羅針盤が
備わっているのかもしれない、
そんな花

私たち人間も
そうなのかもしれませんね。

基本は一人で立って
なんとか生きていかなきゃいけない
けれど

意固地にならず、
人に頼れる時には
感謝して頼る

そうやって細く長く
生きていく方がいいのかも
しれませんね。

その次に出てくる
クリスマスローズも

環境が悪い場所でも
無理に移植しても

たおやかで、へこたれずに
根付く花、として
登場します。

うちの庭にも
黒とアプリコットと
薄い黄色の
クリスマスローズを
植えたばかり。

まさに育ちにくい悪環境の
土にも、葉を茂らせてくれています。

こんな風に
強く、たくましく
(たおやかに、は無理でも)
生きたいものだと

毎朝覗きながら思うのです。

そろそろ、ゆずの実が大きく
なってきました。

ゆずのジャムでも作りながら
もう一度、梨木さんの本を
読み返す喜びを味わいましょうか。

機会があれば是非!

今日はこの曲と共に♪

HONNE – Location Unknown ◐ (feat. BEKA) (Brooklyn Session)

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